ネーロ・ダーヴォラ
シチリアを代表する黒ブドウ。島の強い陽射しを受けて育ち、熟した黒系果実の濃厚な果実味と、意外なほど穏やかなタンニンを併せ持ちます。かつてはバルクワイン用の原料でしたが、収量を抑えた造りが広まり、単一品種で瓶詰めされる高品質なワインが増えました。
地中海最大の島であり、イタリアワインのルネサンスを牽引する産地。エトナ火山の斜面で造られるワインは、火山性土壌由来の独特のミネラル感を持ちます。ネロ・ダーヴォラによる力強い赤、カリカンテによるエレガントな白、そして歴史あるマルサラ酒まで、多彩なワインが揃います。
紀元前8世紀にギリシャ人が伝えたワイン造りは、ローマ、アラブ、ノルマンの支配を経て独自の発展を遂げました。19世紀にはマルサラ酒が世界的名声を獲得。21世紀に入り、エトナを中心とした品質革命が進行中です。
シチリアワインの注目はエトナです。ネレッロ・マスカレーゼから造られる赤は、ブルゴーニュにも匹敵するエレガンスを持ちます。標高による味わいの違いを比較するのも興味深いですよ。マルサラも料理用だけでなく、食後酒として再評価されています。
シチリアを代表する黒ブドウ。島の強い陽射しを受けて育ち、熟した黒系果実の濃厚な果実味と、意外なほど穏やかなタンニンを併せ持ちます。かつてはバルクワイン用の原料でしたが、収量を抑えた造りが広まり、単一品種で瓶詰めされる高品質なワインが増えました。
エトナ火山の斜面で育つ、シチリアでは異色の繊細な品種。色は淡く、赤系果実と火山性土壌に由来する塩気やスモーキーさが重なります。高い酸ときめ細かいタンニンから、しばしばブルゴーニュのピノ・ノワールやバローロに例えられます。
エトナ・ビアンコの主役となる白ブドウ。標高の高い火山斜面で育ち、シチリアとは思えない鋭い酸と、火打ち石を思わせるミネラル感を持ちます。若いうちは硬質ですが、数年置くと蜂蜜やナッツの香りが現れ、驚くほど複雑になります。
シチリア西部を代表する白ブドウ。柑橘とハーブの香りに、海風を思わせる塩気が重なります。酸化しにくく糖度が上がりやすい性質から酒精強化ワインのマルサラに使われてきましたが、近年は早摘みしてフレッシュな辛口白に仕立てるスタイルが主流になっています。