🇵🇹ポルトガル
ドウロ
世界遺産に登録された段々畑の景観で知られる、ポルトガル最古のワイン産地。伝統的なポートワインの故郷であると同時に、近年は高品質なテーブルワインの産地としても注目を集めています。トウリガ・ナシオナルなど土着品種から造られる複雑で力強いワインが魅力です。
Vale do Douro
ドウロの伝統的な黒ブドウのひとつ。名は「赤い犬」を意味します。収量が非常に低く栽培が難しい一方、高い酸と繊細な香りをもたらすため、長期熟成型のポートやドウロの赤に上品さを与える存在として重んじられています。
16世紀の記録にも登場する古い品種で、ドウロの伝統品種のなかでも特に歴史が古いとされます。収量の低さから20世紀には栽培が激減し一時は消滅が危ぶまれましたが、品質重視の造り手が価値を再認識し、古い畑での混植として、また新植でも少しずつ復活しています。
単一品種で見かけることはまずありませんが、長熟のポートやドウロの上級赤に上品さを加えているのがこの品種です。強さで押すドウロのワインに、細やかな酸と香りで奥行きを与えています。