🇩🇪ドイツ
モーゼル
急峻な斜面に段々畑が広がる、ドイツワインの銘醸地。リースリング種から生まれる白ワインは、透き通るような酸味と繊細なミネラル感が特徴です。世界で最も傾斜のきつい畑を含み、その過酷な環境が唯一無二のワインを生み出します。
Mosel
モーゼル上流で栽培される古い白ブドウ。香りは非常に控えめで、際立った特徴は突き抜けるような高い酸です。この酸の高さを生かして、辛口の白としてだけでなくドイツのスパークリングワイン「ゼクト」の原料としても使われます。
ローマ時代からモーゼル流域で栽培されていたと考えられる、ドイツ最古級の品種のひとつです。中世には広大な面積を占めていましたが、リースリングの台頭とともに後退し、現在は上流のオーバーモーゼル地区にわずかに残るのみとなっています。
酸の鋭さだけで勝負する潔い品種です。ほとんど市場に出ませんが、モーゼルの歴史を語るうえで欠かせない存在。見かけたら、リースリングが台頭する前のドイツワインの姿として味わってみる価値があります。