🇭🇺ハンガリー
トカイ
世界三大貴腐ワインの一つ「トカイ・アスー」の故郷。フランス王ルイ14世が「王のワイン、ワインの王」と讃えた歴史的産地です。ボトリティス・シネレア(貴腐菌)がもたらす複雑な甘美さは、数世紀にわたりヨーロッパの王侯貴族を魅了してきました。
Tokaj
ハンガリー・トカイでフルミントと並んで用いられる白ブドウ。名は「菩提樹の葉」を意味します。フルミントより香りが華やかで、蜂蜜や花の甘やかなニュアンスをもたらすため、貴腐ワイン「トカイ・アスー」に芳香の厚みを与える役割を担います。
トカイ地方で数世紀にわたり栽培されてきた土着品種です。貴腐菌が付きやすい性質を持ち、アスーの原料として重宝されてきました。社会主義体制下の大量生産期には品質が落ち込みましたが、1990年代の民営化以降、辛口の単一品種ワインも造られるようになっています。
トカイ・アスーの華やかな香りは、この品種の貢献によるところが大きい。近年増えている辛口のものは、花梨や白桃の香りに引き締まった酸が伴い、フルミントとはまた違った魅力があります。